和紙
和紙は日本古来の紙です。和紙は主に楮、三椏、雁皮の靭皮(木の皮の内側の繊維)を原料としています。
2014年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
以下、折り紙アートのために慎重にセレクトした和紙をご紹介します。
2014年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
以下、折り紙アートのために慎重にセレクトした和紙をご紹介します。

楮紙(こうぞし)
「ひめこうぞ」と「つるこうぞ」を原料とする和紙です。
繊維は強剛で粗いので、特に耐久力のある強靭な紙を作るのに用いられます。
揉紙(もみがみ)
揉んでやわらかい感触をつけた紙です。
布地の柔らかい感触をかもすために揉み加工される事が多くあります。
強制紙(きょうせいし)
楮紙をさらに強く加工した紙です。
昔は衣料の他刀の鞘袋に用いられ、今では本の装丁や工芸品にも使われています。
雲竜紙(うんりゅうし)
三椏または楮のベースとなる紙に長めの繊維を入れて雲のような模様を表現した紙です。
雲竜は、「雲の中の竜(龍)」という意味になります。
玉虫紙(たまむしし)
金や銀の顔料で刷毛引き染めをした上に別の色で重ね染めした紙です。
見る角度によって玉虫のように違う色を見せてくれる美しい和紙です。
友禅紙(ゆうぜんし)
友禅文様を置き模様(漉き掛け)の技法で表した装飾紙。また、明治期に江戸で売り出された千代紙の銘柄。
着物の友禅染めなどに代表されるように、 友禅模様は多くの色を使って絵画風な模様を華麗に染めます。
刷毛引き(はけびき)
金コテ仕上げの後にホウキで掃いたような刷毛目(はけめ)をつけた仕上げ方法です。
砂子(いさご)
金銀箔の細かい粉です。蒔絵 (まきえ)・色紙 (しきし)・襖紙 (ふすまがみ) などの装飾に用います。